【ザリガニでフカセ釣り】富戸上磯で寒グレ訓練 粘って粘ってアレが釣れた

ほぼ0円ザリガニコマセの寒グレ訓練を東伊豆、富戸上磯で行った。50アップグレが出たという真鶴も気になるものの、こちらは土日でもお目当ての釣座に入りやすい。釣り人が少ない貴重な平日休みは、東伊豆に使うことにした。

東伊豆であれば城ヶ崎方面のほうが行きたかったが、遊歩道の工事でカドカケに入れない上、もう一つの一級磯・モズガ根に入るにもぼら納屋のほうから遠回りしないといけない。わざわざ重い荷物運んで遠回りしたのに、先行者がいたら目も当てられない。


コマセ
 乾燥ザリガニ&魚ミンチ 0.5kg
 ザリガニむき身(ボイルと生) 0.1kg
 米ぬか 2kg

大根の様子を偵察できる宇根展望台に行く。予想はしていたが、数人のグループが大根を占領。
空いてる釣座がないかと一応、大根に入ったらゴミだらけで野糞もあって最悪な気分に。

保険にしていた長根に移動。仮に先行者がいても広いからどこか入れるだろうと考えつつ入磯すると、なんと先行者はゼロ。長根は過去、当方としては珍しく30アップグレが釣れた場所だ。



昼過ぎまでやや強めのナライ(北東風)が吹くということで、しばらくは岩が風除けになる右手の釣座で竿を出そうとする。しかし、すぐ二人組が来たので、風裏釣座は明け渡した。

ウキB、ハリスフロロ1.5号2ヒロ、ガン玉G3相当、かかりすぎクチブト7号、ウキ下竿一本くらいでスタート。風がちょうど横、道糸をあおる角度で吹くので本当にやりにくい。

ワンド向きの方へ投げていくが、餌すら取られない。そこで正面のハエ根の近くを攻めてみると、餌が取られるようになり、スパッと消し込むあたりもあった。一度何かをかけたが、バレた。重みがなく、バタバタしてたのでエサ取りだろう。コマセを撒くと数は多くないがエサ取りが群がるのが見えた。グレがイスズミぽいのがその下にいた気もしたが定かではなく。ハリスが切られることはなかったからフグ系は湧いてない模様。

一方、ハエ根から離れ雀岩のほうに流すと餌が残る。とにかく、風と波で仕掛けを馴染ませるのが容易じゃない。ガン玉をさらに足した。0ウキ+ガン玉G3×2の沈め釣りも試したが、PEが風と波にとられアタリを全くとれない。

一旦、フカセを止め丸ごとのチビザリガニの前打ちでブダイ等を狙った。こちらは餌をすぐとられる。何が取ってるのか不明。二回も磯際にハリスが引っかかっての糸切れをおこし、心が折れやめた。

フカセを再開。いい感じのあたりがあったので、思いっきりあわせをきめたら、仕掛けが際に引っかかりハリス、ウキごとロスト…。ウキは回収できたはずなのに浮いてこなかった。

昼ごろ、右の風裏釣り場に入った二人組の一人が竿を曲げていた。魚種はよく分からなかったが、青、紺ぽくなかったのでメジナではないと思われる。

新しい仕掛けはよりガン玉をつけられる2Bのウキに、ハリスはカーボナイロン2号2ヒロとした。ガン玉はいきなりの2B装着。それでも風と波を突破できず、さらにBかG3相当のものを追加した。

潮止まり・潮替わりのタイミングで右正面の釣座で竿を出してみる。こちらの記事で下げだとハエ根沿いで釣れると書いており、実際、過去にも釣れたので期待。

こちらはとにかくあたりが多く、よく餌を取られる。しかし、ハリスを切られて嫌な予感。もう一度投入し今度は素早くアワセをきめると…
コイツラが湧いてるとなると厄介だ。その後もハリス切れが相次いだ。

そんな深いポイントでもないし、あたりを出やすくするためウキ下を2ヒロ強(ハリス+α)にする。

何度か投げたあと、ハエ根の上でエサ取りとは違う引き。
磯釣り師には嫌われる魚だが、邪道磯釣りマソの当方には嬉しいお土産。

予報通り、2時を回ると風が弱まり、気付いた頃には微風になっていた。

4時ごろ、こちらのやや後ろ、ワンドで竿を出してた爺さんが竿を曲げた。上がってきたのは良型グレ。半遊動らしき仕掛けで磯際を狙ったりやちょい投げをしてたがそれで釣れるのか。

こちらも猿真似しワンドに投げる。が、こちらの釣座は右からのサラシをもろに受けるので非常にやりにくい。波が落ち着いたタイミングを狙い、ウキ下を竿1.5分にしたりといろいろやったがグレらしき反応は得られず、気づいたらもう4時半。夕マズメは先ほどハエ根右手に賭けた。

(ふと川奈方面を眺めると虹)

コマセが無くなるまで投げまくってもこれといったあたりはなく、暗くなる前、5時過ぎに納竿とした。全体的にアタリは乏しく、餌がそのまま残ってくることが多かった。

予報にないのに雨がポツポツ降りだし、急いで片付けを終え磯を後にする。

まずはスーパーで静岡麦酒を仕入れる。夜7時まで開いてるスーパーがあるのが神すぎる。城ヶ崎海岸なんて飯屋のほかにはなんもない。

アルコールを調達したら前から気になってた洋食屋「かみ風せん」に入る。イルカ肉が食えるらしいのだ。

まず「イルカの黒潮干し」を注文。本当に黒いとは思わなかった。
臭いはクセがある。なんとも形容しづらいが、獣臭さと魚臭さを足して3で割った感じだろうか。

味は脂が少ないのか全体的に蛋白だが、やはり獣プラス魚臭がある。当方にとってはくせになる味で後3皿くらい頼みたかった。

イルカ肉のあとはオムライスを頼む。普通、ケチャップのところちゃんとお手製のトマトソースで美味かった。

もっと色々頼んで酒も飲みたかったが、この店の会計は現金のみで生憎この日は持ち合わせが少なかった。現金のみだからなのか分からんが、ディナーメニューも安い。ラーメン食いに来る感覚で楽しめる。これにクレカ会社の手数料を課すのは確かに酷だろう。

満腹の身体で富戸名物、心臓破りの急坂を上り駅に到着。

それにしても今回は、ザリガニフカセのグレへの有効性について根本的な疑問を抱いてしまった。やはり、オキアミが連日ぶちまけられているところは、オキアミじゃないと厳しいのではないか?

いや、道糸、タナの管理ができていないだけなのか…悩みは尽きない。

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