バス釣りにはややマイナーな中川。しかし、真冬には貴重な温排水ポイントがあります。一昨年冬に釣行したいと思い色々調べたものの、情報は少なく所在地もよくわかりませんでした。
グーグルマップで調べると「中川温排水」というポイントが出てきます。
実際に行ってみましたが、温排水はなくシーバス、ウナギのローカルポイントといった感じでした。勿論何も釣れず…
地元民以外の遠方の人が行く価値はないと思われます。中川に流入する新川は、地元住民によればボラ、コイ、フナしかいないそうです。ハゼ釣りの人がいましたが釣れたのかは不明…中川・新川にスズキ・クロダイ調査釣行に来たが… pic.twitter.com/ERP3ayg8Vh
— 多田行綱@外来魚五目釣り&料理師 (@tadayuki1990) October 30, 2020
中川温排水に関するブログ記事を読むと潮汐の影響を受けることはわかっていましたが、どうも前述の中川・新川合流点よりも上流らしい。上流を見ていくと三郷に浄水場があることがわかりました。
荒川温泉、立日橋温排水然り温排水ポイントは浄水場のそばにあることが多いです。数少ない中川温排水に関する情報を整合していくと、三郷放水路より下流かつ松戸草加線の新中川橋より上流らしいことが判明しました。その範囲内にある水門をストリートビューで見るとブログ記事の写真や動画に出てくる水門と似ていました。
最寄りの三郷中央駅へ到着し三郷放水路沿いを歩き温排水ポイント目指します。三郷放水路は濁っていて魚影もありませんでした。一度だけ岸に潜んでいた魚がこちらの通行に驚いて逃げましたが魚種確認できず…
中川沿いの道路に出てストリートビューで見た温排水ポイントへと至る小道が見えましたが、しかし、なんと現在堤防建設のための工事中で小道からは入れませんでした。諦めて温排水ポイント下流で釣りをしていましたが、小さなブルーギル以外釣れず…どーにも諦めきれず他の経路を探すと、川岸の護岸伝いに歩いていけば温排水ポイントまでいけることがわかりました。
場所はセブンイレブンの真ん前になります。
到着した16時過ぎ時点では水門から温排水は出ていないようでした。水に手を触れてみても冷たく下流と変わりませんでした。水門付近にルアーマソ達が並び延々と巻物を投げ続けていました。バス、シーバスは釣れてませんでしたが、時折ボラをひっかけていました。
岸沿いを攻めるといきなり強烈な引きが!いや引きが強いというよりかは重い…ギルは引きが強いけど軽いことが殆どです。しかしすぐバレてしまいました。もう一度活きのいいミミズを落とすともう一度同じ引きに襲われました。上げてみると銀色に扁平な魚体、フナでした。
なんか重いと思ったら久々のフナ!
— 多田行綱@外来魚五目釣り&料理師 (@tadayuki1990) January 2, 2021
新年初魚はフナw pic.twitter.com/VjcUe2bEyp
ちょっとがっかりしたものの、意外なキャラ登場に温排水への期待が高まります。
ここからはギル祭りで大型ばかりがヒットしました。特に日が傾いてきた16時半頃、水門から温排水の活発な排出が始まり魚の活性が上がったようで、入れ食い状態になりました。
ギルが止まらねえ😱
— 多田行綱@外来魚五目釣り&料理師 (@tadayuki1990) January 2, 2021
バスはどこだ?#中川温排水 pic.twitter.com/ZxXpxLYsZU
この場所は潮汐の影響を受けるいわゆる「タイダルリバー」で、釣行時は18時半頃が満潮でした。干満どちらがつれやすいのかはまだ不明です。荒川温泉は穴釣りの場合、満潮のほうが釣れやすい気がします。
この日釣れた最大サイズは22㎝でした。久々に20㎝超えのギルを見た気がします。
釣れたギルを丸セイゴ針にかけて投げてみましたが、無傷で生還しました。根に巻かれることもなかったです。スレ掛かりが連発するほどボラが多いので、巧みに根を利用し捕食を逃れ、捕食したらしたで背びれの鋭いトゲを口に刺すギルより、食べやすいハクやイナッコを食べているのかもしれません。
日没後、シーバスらしき魚が頻繁にボイルしていました。コイもよく跳ねていたように思います。左側のゴロタ帯を照らしてみると水中を埋め尽くす程の手長エビが!ここではエビ系ワームが有効かもしれませんね。
結果バスは釣れませんでした。ギル始め魚は多いのでこの寒い時期には重宝します。特に今年は去年より寒く、寒い時期は長そうなのでまたお世話になりそうです。荒川温泉よりは駅(三郷中央)からのアクセスはいいです。ほぼ無名なので人は少なめですが、釣り場も狭いので休日は釣り場が無くなることもありそうです。
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