初の西伊豆は新魚種降臨も悲惨なことに…


夏恒例の沖磯夜釣りに繰り出したい。しかし、はるか遠方の台風3号によって渡船は中止。仕方なくタマンの実績がある西伊豆にした。

とはいえ西伊豆は未知の釣り場だ。場所も何もわからないので、タマン釣りのブログに出てきた仁科の安城岬にした。

電車とバスを乗り継ぎ4時間半かけて午後3時ごろ、仁科に到着した。事前にチェックしたステーキ屋へ向かうもまさかの定休日。

スーパーで食料を買い込み安城岬へ。安城岬公園に入り、案内通り進むと山道の入口につく。山道は聞いてたほどキツくはないが、それでも多くの荷物を抱えながらとなると楽ではない。

前情報ではヘビが出ると聞いてたが本当に遭遇した。途中、ハンミョウだらけの場所も。あちらこちらへ飛ぶのでその道案内にしたがったら悲惨なことになる。

ハンミョウの道案内はともかく、案内板が多いのは助かる。「中間分岐点」なる案内もあるが、地図アプリ上で岬の方向を示す方へ行けば間違いない。

安城岬に近づくにつれ、カニが目につくようになる。山肌に巣穴を掘っているようで、餌として捕まえようにも穴に逃げられ難しい。

4時半ごろ、安城岬に到着。亀甲岩を覗いても、懸念していた先行者はいない。いや、このウネリと風がある状態でこんなとこに来るやつがおかしいのか。(ポイント図はこちら

亀甲岩とサメ穴以外は根が張り出していてフカセにしろブッコミにしろ難しそうだった。


とりあえずいつものザリガニフカセ釣りで様子を見てみる。BのウキにBのガン玉をつけ、タナは2ヒロほど。

コマセ
ザリガニミンチ 0.5kg
米ぬか 0.5kg
貝殻など 0.5kg

実は今回、風とウネリが強いため来ないという選択肢もあったのだが、直前に保管していた乾燥ザリガニミンチに雨が当たって腐りかけたため、処分も兼ねて釣りに行かざるを得なくなったのだ。

亀甲岩でもサメ穴でもコマセを打っても餌取りすら浮いてこない。付け餌も取られない。

魚の切り身やカニ、ザリガニでブッコミ釣りをやるも反応はほぼない。

日没前、大物用竿をセットしようとすると、なんと穂先が割れている。そして、いわゆる一発大波が荷物置き場を襲い、竿入れが流された。亀甲岩の裏は凪だと問題ないが、波が強めだと十数回に一回ほど大波が来る。

戦意喪失しふて寝することにした。夜遅くになるほど波は強くなり、何度も亀甲岩付近を大波が洗っていた。

ゴツゴツした岩肌によりなかなか寝付けず、寝たり起きたりを繰り返し時刻は午前3時半。横になるのも楽じゃないので、波の影響が少ない内湾向きのサメ穴で切り身をぶっこんでみた。

ツンツンというあたりはあるも針掛かりには至らず。明るくなってからカニも試してみたが一度、素針になっていた。

八方塞がりのなか、亀甲岩でフカセ釣りをすることにした。

コマセを撒いてもやはり何も浮いてこない。昨日同様何にも来ないかと思っていたら、ウキが消し込んだ。

びっくり合わせをするもすっぽ抜け。何度か流すと…


持ち帰りサイズではないがまともな魚が釣れ嬉しい。その後もウキは何度も沈むがなかなかかからない。そして、チモトを切られた。フグが湧いてたら厄介だ。

これで当方が夏フカセ用にするグレ針7号がきれ、6号を装着。

針が小さいのか全てすっぽ抜け。針をチヌ針1号に変えた。暫くして何かがかかる。


抜き上げる時、イサキに見えたが新魚種イトフエフキをゲット。


その後も新魚種メイチダイを追加。

そっからまたウキは沈むもかからなくなり、久方ぶりに釣れたのはクサフグ。

もう潮時かなとコマセがなくなるまでやって納竿とした。

その後、少し時間があるのでカニをぶっこんでみたが一度、足を取られた以外、あたりはなかった。


上げ止まりまで木っ端などの反応がよく、潮どまりに近づくにつれフグらしきアタリが増えた形だった。

帰り道、港の近くの家で作業をしている女性に話を聞いたら、なんでも亀甲岩あたりは釣れないらしい。漁師も不漁の愚痴をこぼしているとのこと。また来てねと言われたが恐らくもう再訪することはないだろう。

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