葉山沖磯・割島の片割れで釣り 多摩川産スモールマウスバスでアレが釣れた



オオカナダモでノリグレが成立するか試したく、久しぶりに葉山の沖磯に向かった。

ルアーマソ含め磯に上る人が多く、沖の平島に二人で渡礁することに。船に乗ると、実は沖の平島に人を渡したと言われ、別の磯を勧められた。割島でルアーマソを下ろした後、片割れに乗れるよと言われ上陸してみることにした。なんでもかなり長い間、釣り人を上げていないので、期待できるのではないかのこと。

コマセのレシピは以下の通り
 おから2㎏程度
 オキアミ1kg
 焼き魚の骨・貝殻など500g程度

狭いが足場はいい。肝心のポイントだが…見える範囲でハエ根、シモリが多く、メジナなどがいる場所を攻めにくそう。渡礁時は潮があまり動いていなかった。


コマセを作り左手の釣り座で竿を出す。とりあえずウキはG2、極小ジンタン、ハリス1.5号から。ウキは水面にぎりぎり浮いている感じで、波などですぐ沈むので小さなアタリを見極めにくいのが誤算だった。真っ直ぐ沖に流れる潮がある一方、左のほうに流れる潮もあった。流すと、餌は取られる。手前にコマセを撒いても餌取は見えない。仕掛けを切られるようになり、暫くしてクサフグが上がってきた。



釣れるポイントを探し、沖向きの先端で竿を出してみた。シモリの先あたりを攻めると、ちょくちょくウキが沈むが完全に消しこまない。しばらく繰り返していると、スズメダイが釣れた。10時半ごろ、小さなあたりに鬼アワセをきめると、ウキが足元にあたり糸が切れたのかハリスごと飛んでいった。

一旦、釣りを中断しウキを付けなおした。ハリスは1.5のまま。ついでにサメ狙いで、スモールの短冊を海岸側にぶっこんでおいた。

11時あたりから潮が動き出してきた。しかし、釣れない状況は変わらない。コマセを撒くとスズメダイなどの餌取が大量に集まりすぐ餌を取られてしまう。投入点をずらすなどの工夫をしても状況は変わらない。場を冷やすため、最初の釣り場に戻るが相変わらずフグが湧いててよくない。

しばらくすると大きな魚体の群れが目視できるぎりぎりのところに見え始めた。よく目を凝らすとなんとイナダ。コマセを喰っているような感じもするが、刺し餌は食わない。もっとも、ハリス1.5号なのでかけても切られるであろうが…。

ザリガニ、オキアミなどは餌取にすぐ取られるので、今回の目的であるノリグレを試す。海岸で採取した砂とオオカナダモを混ぜる。オオカナダモは乾燥させきっていなかったせいで、バラバラにしにくかった。そのため、砂とオオカナダモがなじまず、コマセを撒くと、砂だけが飛んでいき、オオカナダモが手前に落ちてしまう。後、オオカナダモは浮いたものが多かった。茎が残り、水分が少ないと沈まないようだ。

なお、集魚剤などは使っていないが、砂の煙幕に餌取が寄ってきた。餌取くぎ付けに砂が使えることがわかった。最初はオオカナダモを刺し餌にし数回流す。オオカナダモが消えたが、恐らく取れただけだろう。その後、アオサノリを刺し餌にするが状況は変わらず。

オキアミなどの餌に戻すと、強烈な波が足元をさらった。バッカンなどが流され、コマセもロスト。ノリグレはコマセが無くても続行可能なので、12時半くらいまで竿を出し続けた。

状況は変わらないので、後片付けを含め元の釣り場に撤退。ノリ餌で少し流すが反応はない。最後、バスの切り身を回収しようとすると、根掛かりのような感じ。ただ、巻けるので、ゴリ巻きしていくと黄色い塊が見えてきた。


バスに食いついてきたウツボがローリングして、道糸に絡まったのであった。頭に包丁を入れ、クーラーボックスに放り込む。持ち前のしぶとさで、迎えの船が来る直前にクーラーボックスから飛び出し難儀した。後片付けをしていると、沖の平島で青物が釣れたのが見えた。

帰りのボートでは常連で、沖の平島横の小さなはなれに乗ったおっさんが、良型クロダイとメジナの釣果を見せてくれた。

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