アシカ島に渡礁するはずが…城ヶ島で地獄のフカセ釣り特訓


待ちわびたアシカ島。久々に渡れる日を調整することができた。6時半出船に戻ったので、始発では間に合わない…。ということでターミナル駅までレンタサイクルで行くというのを初めて試してみた。貸し出し・返却で手間取ることはなかったが、思いの外駐輪場から駅まで距離があり肝心の電車を乗り過ごしてしまった。東伊豆に行くことも頭をよぎったが、日没までやるとなるとかなり帰りが遅くなるので城ヶ島に行くことにした。

城ヶ島には8時前くらいに到着。一路、西崎の磯へ向かった。前回、年寄り連中がグレを釣りまくってた場所に入ることができた。




【コマセレシピ】
おから 約3.5kg(カビ生えた自家製乾燥ものが1.5kg)
腐りかけボイルザリ+バスのアラミンチ 1kgほど
ザリガニむき身 1kg

現地で気づいたが、ザリのむき身が乾燥し過ぎで針に刺しにくくなっていた。塩を入れすぎたのが悪かった…

コマセを撒いても浮いてくる魚なし。仕掛けを投入しても、ウキに全くと言っていいほどあたりが出ない。ただ、餌はしっかり取られる。右隣の釣り座のフカセおじさんも竿を曲げてる様子はない。フローティングベストの背中に「Tournament」とあるが、その腕前を以てしても如何ともし難い状況のようだ。

流石にウキに反応が無いのが辛すぎるので、おじさんの右隣の釣り座に入ってみた。一投目で勢いよくウキが吸い込まれる。小気味よい引きとともに上がってきたのはウミタナゴ。どうするか少し逡巡したものの、家にまだストックがあるのと、たいてい1匹釣れれば連発するのでリリースした。これが後に後悔することに…。




その後最初の釣り座に戻るが、状況は先ほどと変わらない。今度はウミタナゴが釣れた釣り座のさらに先、シシッパナの近くに入った。左前に大きなシモリがあり、手前はあまり水深がないようだった。コマセを巻くと赤くてカサゴほどのサイズの魚が乱舞していた。ブダイの稚魚だろうか。針にかかることはなかった。 


ちょっと疲れたので小休止。釣り糸が絡まっていた蟹を助けた。

左のほうの釣り座におじいちゃんが入ってきた。暫くしてから目をやると、竿を曲げていた。上がってきたのはブダイ。棒ウキの仕掛けを遠投していた。コマセはない模様。その後もブダイを次々と釣っていた。

また、最初の釣り座に戻る。ここで、前回はその釣座の一歩左で釣れていたことを唐突に思い出した。少し高くなっていて、水中を見やすくなっている。竿を出すと今までがウソのようにウキが沈みまくった。それでもなお、なかなか針がけはできなかった。そのうち、ハリスと道糸の結び目がウキの上にあり、実質ウキ止め状態だったことに気づいた。ほぼ、固定仕掛け状態なのであたりをよく取れたわけである。仕掛けを直すとあたりも止んだ。

その後、かろうじて小さなあたりをとらえ、あがってきたのはギンポの出来損ないみたいなやつ。



いろいろランガンしシシッパナ近くでも暫く竿を出した。その時、シシッパナあたりに前回グレを連発していたと思しき老夫婦がいたが、竿を曲げている様子はなかった。

自作加工オキアミを使うとなぜか、殻だけ取られることが多かった。






サイレントで餌を取られ続ける中、ひたすら打ち返していく。コマセが無駄にあるので、なかなか終わらない。何とかして釣りたいがどうしたらいいか、皆目見当つかない。唯一気づいたのが、タナがガバガバだったこと。ウキ止めの設定をアシカ島仕様のままにしていたのだ。このポイントは浅いので、日没に近づくにつれ段々とウキ下を短くしていった。ただ、大きめのクサフグが釣れたほかは最後までなにも変わらなかった。



本命どころか抑えのアイゴやブダイも釣れなかったが、コマセがなくなるまで、日没までやりきったことで爽快感があった。オカラコマセはやはりまとまりがなく、空中分解したり自分にかかったりした。米ぬかは必須か。




城ヶ島の地磯は、しもり、離れに潮流を阻まれていて微妙なとこが多い印象。


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