「外来魚釣り日記」なのに上げる記録が海釣りばっかなので、たまにはブログ名に違わぬ釣行記録を上げたい。
最近何度か入間川に通っているが、結果は芳しくない。イオン裏は人が多すぎるし、それより下流は渇水、渇水で藻も繁殖しており釣りにならない。
あまり釣れない場所にこだわってもしょうがないんで、北上することにした。今年に入りまだ「つ抜け」を達成できていないので、今回は絶対達成しようと意気込む。訪れたのは、去年秋にそこそこ釣れて楽しんだ坂戸あたりの高麗川。東武越生線西大家駅、東京国際大学付近を釣り歩いた。
前回の釣行
10時半頃、秋葉神社近くの森戸堰に到着。秋ごろには先行者がスモールを連発していた右先端含め誰もいない。その右先端に立ってみるが、水位は下がり水中も藻だらけでバスどころか小魚の姿すら見えない。また、去年秋には堰全体に水が流れていたが、今回は堰中央で僅かに流れが生ずるのみであった。靴を濡らしながら反対側にも行ってみるが、こちらも澱んでいてダメだ。前回は子バスくらいはいたんだけど…。
堰下にMMZを投げてみるが反応ない。見えバスもあたりも何もないところで粘るのは凸一直線と、移動を決意した。
少し上流の秋葉神社裏に移動。こちらも誰もいない。ここは水深・障害物ともにあり絶好のポイントなのだが、前回は左手の流れ込みで塩焼きサイズを一尾見るのみであった。
今回はどうかと、ざっと一周し見えバスを探る。今回は右端手前で見え小バスを発見した。どうやら沈み根の周りにいるようだ。その手前にMMZを落とす。
反応がないので、待っている間にMMZの現地調達をする。近くの山の斜面に落ち葉が積もり、ドバミミズが結構いる。高校の裏の落ち葉が積もっているところにも、チソポサイズのMMZが多い。高麗川はMMZ調達に困らないのも良いところだ。手ぶらでいっても全然問題ない。
MMZ調達から戻ると念願の魚信を得た。25㌢くらいのを2尾連続でゲット。その後、30㌢くらいのが回遊してきたが、MMZ、ザリを投げると逃げる。反応もなくなったので、下流方向へ移動を開始した。
まずは前回、夕マズメに40アップを含むスモールが連発した三号堰を偵察。堰上は前回と変わらず藻だらけで魚の気配はない。堰下の藪の奥にあるポイントへまっしぐら。藪を抜けると、激浅になったポイントが出現した。藻はないが、浅くてスモールの姿は見えない。コイの中にスモールが紛れていないか目を凝らすがやはりいない。少しだけMMZを流してみたが、なんの反応も得られなかった。本命ポイントが撃沈し焦りが出てくる。
その後、東武線鉄橋にさしかかり、橋下はどうなっているのだろうかと興味をそそられた。ここまでバカーに出会ってなかったが、橋下に軽自動車が停まってるので嫌な予感。遠巻きには見えなかったが、ヤブを抜けるとおっさんバカーに遭遇した。
東武鉄橋下はテトラが入り、水深もあるいいポイント。しかし、こういう場所が釣れないのもまた高麗川なのであるが…。少し竿を出すことにした。見えバスらしき魚影は確認できなかった。
対岸にはテトラ帯・竹林があり、雰囲気は最高だ。竹林が作る陰にMMZを放り込んでいくが釣れない。良型スモールぽいのが泳いでたが尾びれが鯉っぽかった。
暫くやり、見切りをつけ移動。一気に森戸橋付下まで来た。この周辺は下馬評通りバカーが多い。橋下は深そうだが、藻まみれで見えバスもいない。
その下流にある堰まで行ってみた。こちらも堰下は浅くMMZを投げてもあたりはない。確認できたのはアカミミガメだけ。
秋葉神社裏に戻るべきか、一気に川越あたりまで移動して越辺川に行くか思案しつつ、来た道を戻る。すると、森戸橋と堰の間の流域で怪しい魚影を多数発見。よく見ると藻の間に大量の子バスがいるではないか。
通路には木があり投げにくいが、MMZを放り込むと即しゃぶりついてきた。一気に3匹ほど仕留めたが続かない。場荒れして子バス共が移動したようだった。
こちらも通路をいったりきたりして、見えバスを探す。発見するとすかさずMMZを放り込み、場荒れするとまた移動。これを繰り返していくうちに見えバスをまったく見つけられなくなった。最後、最初に仕留め損ねた木の陰に留まる子バスにじっくりとMMZを食わせ、仕留めた。森戸橋下をもう一度見てみたが、やはり何も見えない。移動することにした。
この場所で7匹の子バスを仕留めたが、秋葉神社の釣果2匹と合わせてもつ抜けに足らない。このままだとヤバイ…。
少し歩くと、先ほどの東武鉄橋下にさしかかる。夕方になりバカーの人数が増えていた。対岸のテトラ帯が気になるので、浅いところから対岸に渡河。しかし、テトラ帯に至る道はなかった。
一旦、道路に出て下りられるところを探したが、竹林と断崖みたいな護岸が行く手を阻む。少し上流の川沿いから入ろうとしても、やはり藪が遮る。竹林を無理やり突破すれば下りられるが、今回はそんな釣れそうでもないので断念した。
3号堰からまた対岸へ移動、というか元の側に戻った。一応、例のポイントも見てみたが先ほどと状況は変わらず。
夕マズメだしスモールも出てくると思ったが甘かった。スモールは出てこないがバカーは夕方になるとぞろぞろ出てきて、昼間に先行者ゼロ人の場所が釣り堀みたくなっていた。
結局、今回で一番実績がある秋葉神社裏へ舞い戻った。沈み根の裏にMMZを投げ込む…。ここから怒涛のラッシュ開始。塩焼きサイズ数匹に子バスも釣れ一気に十匹、つまりつ抜けをすることができた。午後7時前、片付けをしながら竿を出していると、根掛かりのような何かがかかる。
浮かせると案の定アカミミガメで、こいつに仕掛けを破壊され納竿とした。仕留めたバスの腹の中身を見てみた。
塩焼きサイズ2匹からは卵巣が出てきた。1匹の胃からはヤゴと川虫が、別の個体からザリがやエビが出てきた。釣り場では小魚が多いように見えるが、意外にも食べていないのであろうか。
何とかつ抜けできてよかったと安堵…。そして、入間川中流に、槻川・栃本親水公園周辺と小規模河川はどこも激浅・藻だらけと悟った。梅雨明けまでは多摩川、荒川などデカい川で竿出したほうがいいかも。
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