都幾川でバスの釣り堀発見 大量のスモール 埼玉バス釣り

 


数釣りが楽しいこの時期、当方はマイナーな小規模河川を探ることにしている。今回は、前から気になった都幾川。近くの槻川は栃本親水公園や嵐山渓谷と竿を出したことがあるが、こちらは中々訪れる機会がなかった。

ある日、何気なくグーグルマップを眺めていると気になるポイントを発見した。


ロンドン岩という名所があるようで、渓流の雰囲気が漂う。こんなところにスモールがいたら事件である。

早速、行ってみた。八高線・明覚で下車し都幾川を目指す。山奥の清流という雰囲気で、歩いて回るが見えバスはいない。


スモールがいそうな淀みを発見したので、ミミズを投げてみた。



ここではコイしか釣れず、他にはナマズくらいしかまともな大きな魚を確認できなかったので移動。三波渓谷へ行ったが、こちらは川遊び客で竿を出せる状況ではなかった。その下流を見てみたが、子バスなどは見当たらなかったので、生息するにしてもごく少数だろう。

何キロも歩いて疲れたので、せせらぎホール前でバスに乗った。一気に、6㎞下流の槻川合流点まで下る。下りたバス停近くのラーメン屋で塩分補給をした。


都幾川桜堤を歩くとこんなポスターが桜の木に…


少し外来カミキリを探してみるが見つからず。大繁殖して桜堤壊滅…なんてことにならないことを祈り、後にする。

そして、学校橋に出た。河川敷の学校橋河原はBBQ場みたいになっており、多くの客がいた。橋の下を覗くと、怪しい魚影に気づく。あのくねくねした泳ぎ方と尻尾のサンフィッシュ柄は間違いなくスモール。

河原に下りる。岸には葦みたいのが繁茂していて、川に入りながらの釣りに。



やはり、入れ食い状態。ただ、数匹釣ると、反応が途絶えた。釣り座を探していると、学校橋の下にある土管が目に入る。腰まで水につかりながらその上にのると、今年生まれであろう大量の子バスが橋脚周辺にいるのに気づいた。


ただ、カンカン照りかつ釣り人がすぐ近くにいる状況なのでミミズを喰ってくれない。時々、中型のバスも土管下に入ってくるがやはりミミズには無反応。結局、橋脚沿いは諦め普通に投げるが、バラシのみで反応が途絶えた。

その後、元の釣り座で1匹仕留め、見切りをつけた。学校橋付近で仕留めたのは11匹。とりあえず最低ラインのつ抜けは達成した。



その後、あてもなく川沿いを歩くが、いいポイントはなく、見えバスもいない。月田橋河原を歩いているとソロキャンプニキを発見。渡部篤郎似のダンディーなおじ様だ。釣りをするのかと聞かれ、色々話をした。氏はかつてこの辺で釣りをしていたようで、その時によく釣れたポイントを教えてくれた。どうも、この下流のくらかけ清流の郷にある堰の上がいい感じの淀みになっており、スモールが多いようだ。特に春は大物が釣れるらしい。また、夜な夜な外国人がボートを出して、魚突きをしているらしい。

詳しいルートを教えてくれたが、土地勘がないのでたどり着ける自信がない。目の前の川を渡ると近道というので、浅いところから渡河。小さな魚みたいなものが、逃げていく。よく見るとウシガエルのオタマジャクシ。川なのに流されず残って成長しているのが嘆かわしい。ただ、ミミズが無くなった時には役に立つかもしれない。

河原には道ができていて、それを辿ると湖のような場所に出た。無許可らしきボートが係留されている。これが噂の外国人が漁に使ってる船か。


船上に失礼すると、射程距離内に見えバスがふらふら泳いできた。急いで道具を用意するが、その間にバスがふけた。ボート周りにはブルーギルがいた。

その後、別の釣り座を探す。ここは、藪の中に誰かが切り開いた釣り座が点在していて、見えバスがいたら竿を出し、そうでなければ移動という流れになる。



見える魚は、スモール、コイ、ニゴイ、ナマズという感じ。確認できなかったが、ライギョもいるらしい。スモールは子バスがメインだが、目測40アップのものもいた。ただ、ミミズを完全無視したので仕留めることは叶わず。

スレてるのか謎だが、ここの子バスはミミズを落としただけだと中々食ってこない。ミミズを投げて着底し30秒くらい待っても食ってこなかったら、少し巻く。すると、子バスが群がってきて、競争心によるスイッチが入りその中の1匹がしゃぶりついてくる。

十数匹釣った後、釣り座を変えてミミズの切れ端を落とすと、スモールじゃない魚が食いついてきた。


なんとオイカワ。止水域と化したこの場所に似つかわしくないが、在来魚の存在に少し安心する。

その後、くらかけ清流の郷の堰下を目指すが、藪の道が途中で途切れているのでここからは厳しそう。このポイントを出ることにした。このポイントでの釣果は↓の17匹。


道なりに歩いていくと、くらかけ清流の郷の沈下橋に出た。橋のわきにこんな看板を発見。


いろいろ歩き回るが堰直下に出られる道はない。渡河+藪漕ぎで堰下にであるが、浅くて魚は確認できなかった。さっきのとこで釣り続けていればよかった…と後悔しつつ、堰上でギルを1匹釣って納竿した。堰近くにはスモールは見当たらなかった。

元来た藪と川をもう一度戻るのがだるかったので、岸に上がり獣道を進もうとし大後悔。


岸際にはそれっぽい道があるのだが、それはすぐ藪に消える。藪の中で夜を迎える恐怖から、一心不乱に草木、竹藪の中を進み、やっとのことでくらかけ清流の郷に至る元来た道に出ることができた。服は葉っぱや蜘蛛の巣まみれでめちゃくちゃ。

とにかく、今年で一番多く釣ることができてよかった。それでもまだ合計駆除数が三桁にいかないのが残念ではあるが…。

釣り堀みたいなポイントには、上唐子ホタルの里がある至る道を真っすぐ進めばつく。



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