成木川の秘境 岩井堂観音からみどり橋の区域でスモールを探ってみた 意外な結果に…

(7:09~)

成木川掃討の岩井堂~美杉台通りのみどり橋までのエリアを探った回。ここは川沿いが木々に覆われ、良さげな場所が衛星写真からわからない。実際に川沿いを探ることにした。 一連の釣行で一番きついものに…。


午前10時ごろ、自動車整備工場わきの小径から入渓する。すぐ近くにある淵から開始。


ミミズを投げるといきなり良型をゲット。しかも、連発し1匹のミミズがズタズタになるまで働いてくれた。幸先良いスタートになった。


その後、デカい岩が川の真ん中にあり、周囲が淵になっているポイントへ。岩沿いはすさまじい反転流ができている。


意外にも反転流にミミズを通してもあたりは一切ない。さらに、対岸から淵も狙ってみたが、あたりがなく、見えるのはコイばかりであった。


岩井堂観音下に到着。ここは初めて成木川の青梅流域に来た時に岩井堂から眺めたのだが、下りられるポイントがなく断念していた。ここも以外にもあまり魚はいない。ただ、岩井堂の真下のちょい上流にある淵には推定40アップがいた。糸切れでバレて、その後二度と食いついてくることはなかった。


下流に移動していく。ところどころ護岸されている場所があり、歩きやすい。岩井堂下から岩井堂橋まではめぼしいポイント、淵はない。全体的に浅く、急流ばかりだ。ただ、岸際は木々は薄く歩きやすい。岩には苔がむし、渓流の雰囲気を楽しめる。


橋の下にコンクリの足場があり、その下に20㌢くらいのバスがいた。ミミズでは豆バスしか釣れないので即移動した。


その後、今回最大の難関にぶち当たる。この小さな淵にはコイが溜まっており、25㌢くらいのスモールが見えるも反応なし。


なぜ最大の難関かというと、ここで、道が途切れていたのだ。川岸はちょっとした崖になっており、しかも笹などが生い茂っていて崖上を歩くことはほぼ無理。周囲の川は浅くなく渡河は難しい。


仕方なく、荷物を小分けにして、崖のヘリ伝いにその先へ行った。服は草と土まみれ。


その先に良い淵と巡り合う。やや高い岩の下が深くなっており、さらに流れもゆるい。理想的なポイントだ。


早速竿を出し、豆バス狩りをしていると、眼下を大きな魚影が横切る。ミミズを投げるとスルーし下流の方向に消えてしまった。


しかし、しばらくすると戻ってきた。この辺が縄張りなのだろう。淵に入ったあたりで上流側から太いミミズを流していく。糸が走り出した。


激闘の末、慎重にたぐりよせて、捕獲できたのは36㌢ほどのスモール。他に20㌢を超える個体は見えなかった。


その後はあまりいい淵がなく、角になっている場所にたどり着く。


イイ感じだが、不思議なことに豆バスしか釣れない。前から感じていたが、成木川はいる場所といない場所の差が激しい。しかもその理由もよくわからない。


その後は淵らしい淵もなく、良型も見えずひたすら下っていく。道は険しくなり、川岸を数メートル進むと歩けるところが途切れる感じで、浅いとこを見つけたらすぐ対岸に行かないといけなくなる。



途中、若干深くなってるとこに子バスが溜まっていたので竿を出したが、豆しか釣れず20㌢くんは食いついてこない。残り時間も少なくなり、移動した。


そして、川が蛇行している場所で待望の深さがあり、流れがゆるい淵が出現。


しかし、例のごとく何の反応ない。かろうじて子バスがミミズをついばむ反応が得られた。見えバスもいないし、即見切ることに。


最後のポイント、みどり橋手前の淵が続くポイントに到着。やはりここも同様で豆バスしかいない。橋の近くは激流で釣りにならない。納竿することにした。


良いスタートを切ったにもかかわらず、成木川釣行で最少の駆除数という結果に終わった。逆に言えば、思ったよりバスが少なく良かった。今回見て回ったポイントでは、入渓のしやすさも加味し岩井堂の付近しか行く価値はないだろう。ただ、バスが居着くであろうポイントは多い。本格的な渓流釣りがしたければ行くのはアリだ。


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