思川で思わぬ発見 栃木スモールマウスバス釣り


朝、轟音で目が覚めた。その正体は強風。前日、大規模な雨雲が太平洋側を通り抜けたせい?


小山の天気を見るとやはり強風の模様。行き先を変えるべきか少し逡巡するが、向かう。


新宿に着くと遅延が連発していた。この強風も大きいし、それに加え人身事故などもどこかで起きていたようだ。


快速から各駅停車に変更された宇都宮線に乗る。途中も強風のせいなのか緊急停止が多発し、さらに徐行もありで予定時刻を大幅に遅れ野木に到着した。


とりあえず駅前のセブンでレンタサイクルを借り、一路思川を目指す。北風なので凄まじい逆風。電動アシストが無ければかなりキツかっただろう。


まずは間々田あたりの堰で竿を出す。去年より少し地形が変わってる? 堰直下が浅くなってるような気が。


まずは堰やや下流の流れがゆるいとこを狙うが安定の反応なし。堰の中に入り直下を攻める。強風で仕掛けの操作が難しく早々に諦めた。


そこから一気に遡上。気になってた小山大橋下流の中洲は微妙だった。


観晃橋に行き、堰下を攻めてみる。雰囲気はめちゃくちゃいいのに反応はない。鯉などの姿は確認できなかった。


更に上流を探るか下流の既知ポイントに行くか思案していると腹が減ってきた。


橋のすぐ近くにあるタイ料理店に入る。店内を眺めるとナマズ料理がある。今回は急いでいることもありカオマンガイで済ませる。


ドリンクやデザートのサービスがあり大満足。思川の外来魚を持ち込んだら料理してくれるか聞いてみたら、やってくれるとのこと。素晴らしい店だ。そのうち必ずスモールを持ち込むと固く胸に誓った。


釣り再開。とりあえず橋の小山駅側の流れ込みを狙いたい。しかし、先行車の姿。どうやら先ほどもう少し下流出やってたオヤジが移動してきたらしい。

流れ込みの下流で竿を出すも、流れが速く2,3投げで諦めた。鯉の姿は確認した。


そこから栃木の駆除釣り師ショクモツレンサー氏に聞いた石ノ上橋周辺に向かう。対岸にテトラがある浅瀬り


やや川に入り投げ、仕掛けを流し移動していく。橋の近くに腰まで水に浸かりながら釣りをしているルアーマソがいた。釣れてる様子は確認できず。


さらに下ると石ノ上橋下に人影発見。暫く見ていると竿を曲げだした。良型のスモールを釣ったらしい。


こちらは川に入り、橋あたりに仕掛けが流れるようにドリフトする。一度、特に根掛かりするでもなく餌が無くなった。同じコースを通しても二度と同じにはならなかった。


そうこうするうちに先行者が撤収した。すかさず荷物を置き占領する。


2つの橋脚の間には反転流ができている。そのあたりに投げ流すと何度も餌だけなくなる。特に何かに引っかかったような反応はない。


流れがあるのでガン玉が水底の石に当たりまくり魚の反応と区別がつきにくい。結局、引き上げることにした。


最後、そのやや下流にあるポイントを見ることにした。護岸されており周囲と変化ができている場所だ。


着くと、土手に水門があり、鉄骨水路がある。水路沿いを通ると何やら嗅ぎ慣れた臭い。下水処理場の臭いだ。


排水に手を入れてみると周囲より温かい。思いがけなく新たな温排水ポイントを発掘してしまった。


ただ、今回は待ち焦がれた釣果はおろかあたりもなく終了時間を迎えた。


帰りに土手を自転車が走ると眼下に疾走する大きめの動物。畑の近くなのでドッグラン的に走らせているのかと思いきや、飼い主らしき姿は見えない。次の瞬間、目の前にイノシシが飛び出してきた。


ぶつかったりすることはなく、そのまま河川敷を駆け抜けていった。実はイノシシに注意するよう言われていたが、まさかこんなに早く拝むことになるとは。

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