バス釣りが解禁された秩父さくら湖でスモール大繁殖


今年の8月、全然釣れてない。否、バス釣りに行けていないというのが正確か。月初は磯釣りに行き、その次の週は朝まで飲み会でとても竿を出すこと能わず…という感じだった。

やっと駆除釣りに行こうと思ったら、今度はトリプル台風の襲撃。中でも台風7号はちょうど金曜日に関東接近という嫌らしさ。川は全滅だなと絶望するなか、ふと思い出したのが秩父さくら湖(浦山ダム)だった。

ここはスモールが生息する湖で、少し前まではバス釣りが禁止されていた。どうも7月15日、バス釣り解禁となったようだ。尤も、他魚種狙いで釣れたと言い訳すればいいので、状況に変わりはないのだが。

湖岸を徒歩で周るのは厳しく、機動力が欲しい。西武秩父駅前の観光案内所でレンタサイクルを借りた。ダムに近づくにつれ坂道になり、電動アシスト機能を使っても厳しくなった。

ダムに到着も、岸に出られる場所は見当たらない。下りられそうな場所を探し右岸をサイクリング。


船を下ろすスロープへの入口らしきところに入ると、木々に阻まれる。眼下には良さげな足場が見えるも、進むのは断念した。


いたるところに禁漁区や規則を説明する掲示があり大変助かる。

その後、有名なスロープに行く。大雨のせいで水位が上がり、本来のスロープは水没していた。水に入りミミズを投げてみる。


全く反応がない。見たとこ砂地で浅いのでスモールがつかないのだろうか。

丘に上がり、今度は深そうな右側の崖で竿を出すといきなり糸が走る。


その後もあたりは止まらない。基本20センチ前後だが時折尺サイズもかかる。入れ食いに飽きたので箸休めにルワーで遊んでみた。スピナーを巻くと一度だけスモールが飛び出してきたが針掛かりにはいたらず。

ここのスモールは基本底に溜まっているのでおかっぱりからの巻物は厳しい。ワームを底まで落とすとアタリはそれなりにあった。しばらくしてまたミミズに戻し入れ食いに。

この崖以外の釣り座では、餌に豆バスが群がるも、小バス以上のサイズのスモールはかからない。

その後は探索の旅へ。いわゆるバックウォーター、湖の上流部へ向かう。



浦山川のダム付近の流域は全て禁漁区だが、そもそも下りられる場所がほとんどない。急流でバスもいなさそうだった。

浦山大橋からダム左岸へ行こうとするも、通行止めとの表示とバーが下ろされており入れず、もと来た道を戻る。

ダムまで行き、そこから左岸へ行った。こちらも通行止めの表示があったが、ダムの管理事務所によると徒歩などで入るのは問題ないとのことだった。立入禁止の掲示がないところは基本的に入っていいと言っていた。


先へ進むと道路には大量の落石がそのままになっており、通行止めにするのもむべなるかな…という感じ。


また、沢と化している場所もあり、崩壊過程にある山の道路という観がある。


事前にチェックしていた場所には「立入禁止」の掲示。他のめぼしいエントリーポイントも悉く立入禁止だった。進んでいくと岬のポイントにさしかかる。立入禁止の掲示はなかった。

途中までは工事用足場の階段がある。岬の先端に行くには斜面をおりなければならない。

水面に目をやると、やはり小バスがうじゃうじゃいる。人影に気づくと沈んでいった。ここもまた仕掛けを沈めないと釣れないようだ。スロープより敷石が多くごつごつしているので、根掛かりも多くやりにくい。

やっとのことでつ抜けを超えると、もう4時過ぎ。レンタサイクルは5時までに返さないといけない。ということは西武秩父駅に戻るために4時半にはダムから出る必要がある。

50匹くらいは釣れたであろうので、そこで納竿とした。もう一か所右岸に入れそうな場所があったが、今回は諦めた。車が複数台止まっていたから下りられるのだと思われる。

     ◇

西武秩父で味噌ポテトと地ビールを買って、鈍行の飯能行きに乗る。特急に乗らなかったのはついでに高麗川上流も偵察しようと思ったのだ。

川沿いに線路が走っているので、車窓から川相は確認できる。事前に目をつけていた西吾野あたりは浅くて釣りにならなそう。東吾野~武蔵横手あたりは淵もあり釣れそうだった。ただ、酒も入ったことでわざわざ途中下車するのが急にだるくなり、結局そのまま帰った。

サイズは微妙だがとにかく魚影が濃いので、引き続き探っていこうと思う。

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