神子元島夜釣り 大物をバラしまくった夜


沖磯夜釣りの季節である。ある休日、横根に渡りたかったが、台風のうねりが入り夜釣りできるか当日朝まで分からないという。前日時点で渡船確定の神子元島にした。

渡船屋に着くと、台風のウネリが入ってるらしい。良ポイントには入れないという布石である。

海に出るとまず2人組が、カリトの鼻の隣のポイントにおりた。こちらとルアーマソはそのとなりの裏波止に降ろされた。初めてここで夜釣りをした時に入ったポイントで、何の生命感もなかったところだ。



用意した餌
 ・害魚ミンチ 2キロ
 ・害魚など細切れ 1.7キロ
 ・オカラ(乾燥+生) 2キロほど

まずは夜のシブダイ釣りに向け魚の切り身を数個海に投下した。そしてフカセ釣り開始。コマセを撒いても何も浮いてこない。付け餌にも反応がない。

なのでスモールやアイゴの切り身で前打ちを始めた。ガンガンアタリがあり、1回、凄まじい引きで糸が切れたりした。

その後は反応がなくなり島の反対側、本場へ移動した。

天気サイトによると風速5mくらいだが、釣りには支障ない。むしろ涼しく蚊を散らしてくれるのでありがたい。

前回、夕マズメにイサキなどが連発した本場3号で竿を出すも、何も浮いてこないし餌もあまり取られない。本場1号に釣り座を移すと、初めて浮いてくるの魚を見た。表層にシラコダイ、中層にイスズミらしき魚が見える。ただ付け餌にはなかなか食ってこない。時々ウキが勢いよく消し込んでも針がかりしない。

根際でこの日初のニシキベラを掛け、一旦フカセ釣りはやめた。

5時半くらいにアイゴの切り身を落としてみると、ガンガンアタリがある。そしていきなり強烈な引き。走りを止められずリーダーごとやられた。

夕マズメのさなか一旦、本営に戻った。そして、シブダイのコマセとしてまた切り身を数個落とした。それからまた先ほどの本場1号へ。

何度か打ち返すとウキが沈み、竿に重み。上がってきたのは手のひらサイズの木っ端イスズミだった。予備の餌として使えるのでまあまあ嬉しい。


その後、仕掛けを回収しようとしたら根掛かりの如く動かない。巻いていると強烈な引きの重さ。そのまま走るのを止められず根際で切られた。青物だろうか?

その後は何もかからず7時すぎ、完全に暗くなる前に夜釣りの準備ため、本営に戻った。

そこで、同じく戻ってきたルアーマソとしばし歓談した。ヒラスズキが数尾釣れたらしい。やはりヒラの釣り堀という噂は本当のようだ。

ルアーマソは少し寝るというで別れて、こちらは釣り再開。ブッコミ仕掛けにサバをつけて放り込む。すると暫くして竿がガタガタ動く。

合わせをキメると凄まじい引き。すぐにフッと軽くなった。リーダーから切られてしまった。

その後は反応がなく、一旦竿を上げてフカセ釣りのため江ノ口の湾内へ向かった。

船着場みたいな護岸されたところでテキトーにコマセを投げて仕掛けを放り込む。少し流すとウキが消し込む。

上がってきたのは、伊豆の夜釣り定番餌取りハタンポ。その後、ハタンポ釣りにいそしむ。ウキが勢いよく入るから面白い。



気がつくとシブダイの時合とみられる時間に突入していたのでやめにした。

帰り道、夜のタイドプールが気になってしまう。で生き物観察と捕獲の道草を食った。

木っ端グレが結構いる。小さい頃はこういう場所で縮こまってるらしい。木っ端グレと同居するのがアゴハゼかなんかのハゼ類。捕まえようとするとピョンピョンと陸上を跳ねて海まで逃げる。

もう時合に突入してるであろう11時半ごろ、やっと本営に戻った。まずは残りの害魚切り身を海にぶちまけた。

それからブッコミ仕掛けにニシキベラをつけて打ち込む。何度か竿がガタガタ動き、しまいには頭だけになっていた。

シブダイのトルクに耐えられか不安はあるも、磯竿2号、道糸pe0.7号、リーダー2号の仕掛けで子サバを流し始める。タナは7mくらいにした。

風はまあむあ吹いており、台風のウネリで波もあるが、月明かりはあまりない。

少し流すとといきなり消し込んだ。凄まじい引きで電気ウキごとやられた。

その後、電気ウキがないのでたらし釣りをやってみた。またしても凄まじい引き。今度はリーダーから切られて終わった。

やっと観念して道糸pe2号、リーダー2.5号の仕掛け磯竿にセットしてたらし釣り再開。しかし0時半を超えると反応がなくなった。

もう何も来ないかと思っていたら1時半ごろ、竿に重み。あまり走らないと思ったらネコザメだった。あまり美味くないらしいのでそのままお帰り頂いた。初魚種だし写真だけ撮っておけば良かったかも。

お迎えが4時半と早めなので軽く片付けをして、少し寝た。起きるともう3時半。反対側まで行くのはキツイなと、手前で小鯖をぶっこむ。

隣の釣り座の間にあるサラシが出る場所で餌をぐちゃぐちゃにされた他は反応がなく、迎えの船が見えてきたところで納竿とした。

カリトの横に降りた人はイサキとオジサン、ムロアジ、サバしか釣れなかったらしい。夜はシブダイを狙ったそうだが、おまけ程度で本格的に何キロもの餌を撒いた雰囲気はなかった。

余談だが、板氷が深夜3時ごろには完全に溶けていた。夕暮れまでは撒き餌の塊と一緒にしておいたほうがもちがいいかも。

【シブダイコマセ考】
・害魚ミンチにオカラを入れまくると微妙かも、あくまでツナギ程度でいい
・フカセ釣り用とは分けたほうが良い?
・昼は普通にザリガニコマセでやり、そのあまりと害魚ミンチを混ぜるのが良いかも

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