伊豆大島・カキハラでタマンとシブダイを狙う



この夏はタマンとシブダイを求め毎週のように夜釣りをしている。しかし、未だにいずれもキャッチできていない。そして、無理がたたったのか下田沖根の夜釣り期間最終週は体調を崩してしまった。

こうしたなか、都心から一番近い離島の伊豆大島では真っ昼間でもルワーでタマンが釣れると知り、行くことにした。実に3年ぶりの訪問である。

実績場所の赤岩に行きたかったが、トリプル台風の影響か、夜から南西爆風の模様。仕方なく南西風に強いカキハラという新規場所にした。

午後2時前にカキハラに到着。先行者はいない。潮だまりが多く釣った魚を生かしておくのは楽そう。潮だまりに近づくとワラワラ動くものがいる。小魚とは違う動きでよく見ると小さいカニだった。



風はほぼない。ウネリはそこそこあり、磯が低いため波をかぶらない磯がほぼない。手前に大岩みたいな根がある釣り座が多い。

フカセ釣りを始める。撒き餌は乾燥おからと乾燥ザリガニミンチで、刺し餌はザリガニむき身。8号のハリスにさらに2号のハリスを1mほどつけた。タナ2ヒロほどで始めた。

乾燥ザリガニを戻す間、コマセなしでやってみると一投目チモトを切られた。その後、コマセを撒くも何も浮いてこず、餌もあまり取られない。

3時頃、予報通り雨が降り始め、一時結構な勢いになるもすぐに止んだ。

浜寄の釣り座フカセ釣りをする。左に流れる潮に流すと浮きが沈み餌を取られる。その後、何かがかかる。

タマンの餌としては使えそうなのでキープ。

磯が低い上にウネリがあるのでぶっこみは難しい。潮が引くまで待つことにした。

フカセ釣りで何の反応もないので、多分、この釣り座に移動。ザリガニをぶっこんでみた。少し投げ誘うとアタリがあり、そのまま根掛かりするパターンが2連発。最初はハリス8号で、その次は根掛かりしてもハリスだけ切れるように4号にしていた。正体が気になるも錘を消費したくないのでグッとこらえる。

夕方、岸から少し投げれば届くところに潮目ができ、そこに大量の魚が浮いていた。そこにコマセや餌を投げ込んでも反応はしなかった。

日没あたりで同じ釣り座でぶっこみ釣りを始めた。エサはスモールのハラモ。その前に尺バスを4匹ほどそのまま撒いた。浮いていたがその後沈んだと思う。手前にかなり根がある割には案外根掛かりはしない。ただ、ウツボは多いようで食って根に潜られて・・・というパターンは多い。

ひたすらウツボラッシュ。トラウツボも1匹混じっていた。竿が持っていかれそうなアタリがあってもそれもウツボ。

夕方にかけウネリが弱まる流れに見えた。しかし8時頃にまた強くなり波をかぶるようになる。

そんな中、キャペリンを餌にシブダイ狙いの浮き釣りをしてみた。ちょくちょくウキが沈むので餌を見てみるとかじられていた。

7時ごろ、ぶっこみ釣りのグループがきた。浜よりの釣り座に陣取っていた。すぐに歓声が聞こえてきた。なんでも45センチのタマンが釣れたらしい。エサはイワシとのこと。

こちらも見切り品のサバを投げるもとられたり、ウツボが釣れるだけであった。

その後もサメが釣れたとか、キビナゴで恐らくタマンが釣れたと騒いでいた。9時以降はあまり動きが見えなかった。海面を照らしたりしていたから多少は釣れていたらしい。

この日は基本的にスモールを餌にしていた。魚餌だとウツボしか来ないのかもとイカを投げてみると、頭とゲソだけ取られウツボらしきアタリはなかった。

こっちは根が荒くウツボが多くて、向こうは根がそこまで荒くなく回遊してくる魚を狙いやすかったのかも

連中は大満足だと騒いで10時頃には撤収していた。こちらも11時半くらいには撤収した。

その前に朝に港で釣りをするためにカニを集めた。夜の潮だまりは色んな生き物がいてワクワクするものだが、カニ以外の生物が全然いない。なんならフナムシもあまりいない。

撤収しようとした時に大雨が降り始めびしょぬれに。涙の撤退路となった。そしてなんとか陸上競技場バス停までたどりつき、そこにある防空壕みたいなところで一夜を過ごした。


(共に一夜を過ごしたナナフシ)

この磯は高い場所がほぼない上に海岸線がギザギザしていてよい足場が少ない。ルワー以外、あらゆる釣りがやりにくい場所に思えた。

翌朝、陸上競技場から元町港までバスで行くも、降りる際、バスの運転手に汚れた釣り道具を持ち込んだと因縁をつけられ、岡田港行きのバスに乗せてもらえなかった。少し元町港で竿でも出すかとのぞくと、時化みたいに荒れていた。やることもないので徒歩で岡田港に向かうことに。結果的に島内を見て回ることができたのは良かった。

岡田港に到着するとなぎそのもの。到着したのは、出港時間ぎりぎり。釣りが出来なかったことが少し悔やまれた。船着き場から少し離れているが先端まではいかないところで、温存しておいたコマセを撒いてみるも浮いてくる魚はいなかった。

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