晩秋の通り矢堤防でアオリイカ狙い

 


秋イカを釣りたくて三浦半島の通り矢堤防に行ってみた。釣った魚を泳がせるわらしべ釣法でアオリイカを狙う。



この日の水温は平均18度半で前日、翌日とほぼ一緒。

午後1時ごろ、通り矢堤防に到着。平日にしては人がいるが入れないというほどでもない。狭いので休日はかなり厳しいだろう。


コマセは生おからに酒粕だけ。手前に撒くと大量のネンブツダイが浮いてくる。すこし沖に撒くと木っ端アイゴ、木っ端グレ、オヤビッチャなんかが寄ってくる。


刺し餌はザリガニのむき身。まずはバス釣り用の短竿でひたすらネンブツダイを釣り上げる。数匹確保したところでイカ釣り仕掛けにかける。時合ではないので流されないように手前に置いておく。


隣の棒ウキフカセおじさんが木っ端グレを釣ったほかは、周囲でまともな魚が釣れた様子はなかった。


ウキ釣りで沖を狙うと木っ端アイゴが釣れた。しかしサイズが小さいのかなかなか針掛かりせず、連発できない。


放置していたイカ釣り仕掛けを見たらネンブツダイがなくなっていた。鼻掛けで簡単にはとれないはず・・・ウツボなら仕掛けがめちゃくちゃになるし、イカが食ってきたのだろうか。


急にゴミが沢山流れてきて海面が汚くなった。その後、死んだウツボとタカノハダイも流れてきた。

三崎漁港東口北防波堤灯台のそばに釣り座を移す。少し磯があり釣れる魚が変わるかもと期待。数投するとベラが釣れた。これがネンブツダイよりもいい餌だ。その後は餌だけ取られた。浮いてくる魚を見ても小魚ばっかで変わり映えしない。結局元の釣り座に戻った。


夕方コマセを撒くと足元にも木っ端アイゴが群がるようになった。短竿でもアイゴが釣れるもネンブツダイに邪魔され1匹のみ。そうこうしていたら夜の帳が下りた。


しばらくはネンブツダイでウキ釣りを続けるも何も起きないのでベラにつけかえた。元気がいいのか、投げてから暫くは何度もウキが沈んだ。


ここはアナゴも釣れるらしい。ということで夜になり投げ竿で死んだネンブツダイを投げた。しばらくしてチェックすると、やや引いてその後軽くなり餌がなくなっていた。小バスを半分にしたのの頭側を投げてみた。


コンビニに何か買おうかと少し外した。潮通しも悪い上に汚いと評判の北条湾を観察した。魚相が大分異なりボラやセイゴが目に付く。小さなゴンズイ玉、木っ端グレも確認。ドブ川の河口には良型のチヌがいた。ただ1匹しか確認できなかった。角みたいになっているところ付近でガンガゼを2匹ほど見た。汽水域にもいるもんなのか。


通り矢のバス停で三崎口行きの最終バスは7時53分。釣れないので終わりにしようかと思っていたら、7時過ぎに港内の「釣り禁止」と書かれた湾内防波堤がにわかに騒がしくなった。


見に行ったら中型のアオリイカを釣り上げていた。これ以前も以後も数人が堤防の上からエギングをしていたが釣れたのを見たのはこれだけ。


こちらも闘志が燃えてきて暫く継続することに。ベラが元気だったのも幸いだった。結構丈夫なようで何度投げても元気よく泳いでくれる。


ぶっこみ竿をチェックすると軽い。チモトから切れていた。昼間に流れてきたしウツボだろう。


しかし、状況は好転せず、寒さが応えるようになったので8時ごろに納竿した。

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