前回、アシカ島で散々な結果に終わった後、その足で同じ三浦半島の油壷へ向かった。この日は午後から猛烈な南風が吹いており、風裏となるポイントは限られたためだ。夕方までに小魚を釣り、夕マズメから夜にかけアオリイカを狙う算段を立てていた。
午後3時半ごろ、油壷温泉に到着。道中に「検潮所」への道しるべを見つつ、まずはマリンパーク下へと向かった。歩きながら釣り座を探していく。とにかくどこも浅くて潮通しが悪そう。湾内なので当たり前といえば当たり前だが。
とりあえずマリンパーク下の西端、ポンプ場下に陣取った。配管があるところで竿を出すが、なんの反応もない。コマセも撒いても何も浮いてこない。餌もあまり齧られないありさまだ。
ふと潮通しのよさそうな外洋向きの釣り座に目をやるが、風で時化状態。ちょっと出てみるが暴風でとても竿を出せる状況じゃない。かろうじて竿を出せるポイントはちょっと大きなタイドプールなど湾内より微妙なところしかない。
仕方なくマリンパーク下へと戻る。とはいえポンプ場下で釣りを続けても埒が明かないので少し移動した。ポンプ場から少し右手にある、やや湾に突き出た磯だ。ここも状況は変わらない。
午後4時過ぎにマリンパーク下を出て、検潮所下に入った。こちらも油壷湾の囲う山が風を防いでくれるだろうと思っていたが、大誤算。猛烈な風で立っているのもつらいほどだった。どうやら湾口から入ってくる風が狭い湾内を駆け巡る、ビル風状態になっていたように思えた。数投したが反応もないし、竿を出すのもつらいしで後から入ってきた人に釣り座を譲り撤収した。
この時間から移動できる先がないので、結局マリンパーク下へ戻った。「みなとや」のすぐ近くにあるコンクリートの構造物の上で竿を出した。ここはやや深くなっているが、やはり反応はない。
胴網海岸に行く途中にある、湾に突き出たお立ち台のような岩の上で日没まで竿を出すことにした。この日は夕マズメと潮の動きが重なる好条件。
ただ、ひたすらコマセを打ち返し、僅かなあたりを捉えやっとあげたのは肥えたクサフグのみだった。
コマセを使い果たしたところで納竿とした。
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