成木川でスモール掃討作戦! 150以上仕留める 良型が溜まる淵はどこ?


 毎年、夏は他の釣りがお休みということもあり、バスに注力している。バス関係の遠征も多くしている。今夏もまた、様々な場所を新規開拓してきた。しかし、全部でいい結果が出たとは言えず、駆除数は伸び悩んだ。


そこで、地元のよく知る川で駆除数を伸ばすことにした。今年で駆除活動を始めて4年目。通算のバス駆除数千匹を達成したい。昨年、Youtubeで晒し大反響があった成木川を集中的に掃討することにした。


初回・8月末 清水橋上流


成木川は春にボウズを食らって以来の訪問となる。今回は昨年、最後に竿を出した清川橋上流にした。入間川が渇水もありあまり釣れないので、成木川もどうなっているか気になったが、いきなり大量の見えバスを発見。この川が入間川への供給源なのではないだろうか?


見える魚はほぼスモール。小魚もよく見ると大体豆バス。アブラハヤなど在来魚の小魚も少ないが見える。在来魚は水たまりに多い。


アウトレンジ戦法で数匹食わせるも、すぐスレてミミズを無視するようになる。そこで下記の餌を試してみた。


川虫

川ムカデにはすぐ食いついてきたがバレる。ずたずたにされた後は食いついてこなかった。クロカワムシには反応なかった。


在来小魚

小バスも中型も追ってくる。小バスが先に食ってしまうことが多い。死んでると反応悪し。


シナヌマエビ

目の前にあったら大体食う。中型が食ったがバレた。


ザリガニ

小型のザリがとれず中型のみ。目の前に置くとじっと見る。小バスがちょっかいを出すと中型もつられて食う感じ。中型が咥えたが離した。小型ならかなり食いつきも良いと思われる。


ミミズ切れで悔いを残し撤収…

(駆除数 21匹)

9月中旬 清水橋上流で良型が溜まる淵発見!


今回も清水橋上流のエリアを探る。とりあえず、大西自動車下で豆バスをつ抜けしてから本命ポイントへ。


コーナーのポイントでも竿を出したが、豆バスしか釣れなかった。そこから、川伝いに上流を探っていく。早速、良さげな淵が出現。


一投目で20㌢くんくらいのがかかったが、針外れ。その後は豆バスの反応しかなく、さらに上流へ。


数歩、上流へ行ったところで、またしてもよさげな淵が出現する。完全に日陰になっていて避暑地になってそうだ。


お立ち台のようになっている、岩の上からミミズを淵に投げ込む。するとすぐヒット。ファイトの末、上がってきたのは・・・



尺超えのこの時期としては良いサイズ。ファイトの最中、同じくらいのサイズが数匹、こいつを追ってきてた。バラシもありつつ、また同様のサイズをゲット。


その後、最悪の事態が起きる。暑さのせいか、変な動作をするアクションカメラを防水ケースから出したら、そのまま手が滑り水中へ…。すぐに、潜ってとったがもう後の祭り。こういう時は一旦、足場が良いところに戻らないとだめ。


ちょうどミミズもなくなりかけていたので終了とした。

(駆除数 21匹)

美杉台通りのみどり橋まで”すくつ”の淵が点在しているようだった。


9月中旬 友人と駆除

(駆除数 22匹)

翌日、友人と成木川へ。釣らせてあげるため、実績ポイントになるので、とりあえず黒沢川合流点へ。

やはり小物しか釣れず、金蓮淵に。鯉が大量にたまる中にキーパーサイズくんくらいのもいるが釣れず。豆バスを追加するのみに終わった。


その上流の堰下もいくが豆バスのみで即移動することに。夕方まで両群橋下で数匹子バスを追加し終了とした。


9月中旬雨上がり


岩井堂からみどり橋の流域を探るべく訪問。森の中に流れがあり衛星写真からポイントが分からないので実踏したかった。去年、岩井堂に寄った際、淵が見え気になっていたのもある。ポイントは崖下にあり下りるポイントは見つからなかった。


しかし、この日は前日に大雨が振ってしまった。入間川は終了していたが、支流なら…と望みを託し向かう。


地蔵尊の橋の脇から成木川へ入る。木々により差し込む光も疎らで、地形は岩がち、さらに苔むしている。ザ渓流という雰囲気に心躍る。


増水しているが笹濁りなので釣りにならないということはない。川伝いに岩井堂下へ向かう。

増水していたが渡河に苦労することはなく到着。とりあえず、淵を撃つが反応がない。


20センチくらいのが魚を追い回していたが、こちらのミミズは食ってくれない。その後、やっとこさ小さな反応を得た。何度か餌を取られ釣れたのは…


経験上、増水時にスモールは流れの中で釣れない。流れがゆるいところ、または障害物に避難すると思っている。これ以上は無益と移動を決めた。


そのまま、橋下まで行こうと思ったが、流れに阻まれる。別の出口を探すと、すぐ近くの竹林横に通路を発見した。


進むと、通りに出る。そのまま、橋下へ下りる。ここは大岩が流れを遮りワンドができている。


竿を出すとビビビッと魚信。その後、豆バス狙いの切れ端にもかかわらず、キーパーサイズも連発しご満悦に。ただ、少しでも投げると全然当たらない。


小バスイジメに飽きたところで移動。他に増水時に釣れるとなったらあそこしかない…。


黒沢川との合流点だ。典型的なワンド地形なので余裕かと思ったら、思わぬ誤算が…。黒沢川からの流れ込みが強く、岸際までその影響を受けるのだ。


軽めの仕掛けの操作を覚え始めたところで誠に遺憾だが、スモール釣りとしては特大の重りをつけることに。


それでやっと仕掛けが安定。豆バスの連発が始まる。


20センチ台が釣れて小さな感動。これ以上、大物が釣れる気配もないし、眠いしスズメバチが飛来するはで納竿することにした。



青梅線で帰ることにし、岩井堂でバスに乗る。途中、良さげな小川を眼下に眺める。こんなところにスモールがいたら恐ろしいが…。


来年あたり探ってみようか。


9月下旬 岩井堂からみどり橋まで探索

一連の釣行で一番きつかったものだ。別の記事で詳しく書いた。駆除数は全釣行で一番少ないたったの8匹に終わった。


9月終わり 再びの清水橋上流



数回の釣行を経て、成木川のどこにスモールが溜まっているかわかってきた。徐々に気温が下がり始まるなか、ピンポイントに探っていきた。

子バスが異様に多く、まだまだ討ち漏らした良型が数多く潜む清水橋上流のエリアを訪れた。また、ここからみどり橋まではまだ知らないエリアもある。

まずは、未知のエリアを探るため、遡上していく。

が、意外にもこの前、良型を確認したより上流は浅い場所が多く、いいポイントはほぼない。数匹の豆バスとキーパーサイズくんを確保して下った。



そして突然、対岸から物音がした。こんな山奥にバサーか…と思い眺めると野生動物がいた。イノシシだったらやばいなと思い、よく見ると特別天然記念物・ニホンカモシカ。


若干太ましいためイノシシに見えたのでひと安心した。好奇心が強いとの噂通り、じっとこちらを見ている。しばらくすると、どこかへ行った。飯能では珍しくないらしい。クマもいるので注意が必要だ。


例の淵よりちょい上流の淵ではない浅い場所に40アップくらいのスモールを確認。しかし、こちらの気配を確認するとどっかに引っ込んでしまった。ミミズを放置しても食うことはなかった。

気温が下がり、活性が落ちているのか前回討ち漏らした良型も食う気配はない。このままだと数すら稼げない不穏な空気が漂ってきたので、清水橋上流の淵まで移動した。こちらも良型はミミズをガン無視。豆バスを乱獲して終了とした。

豆バスで数を稼いだおかげで全釣行最多の40匹駆除。1日の駆除数でも今年最多となった。


しかし、キーパーサイズ以上はたったの2匹と釣行の内容は厳しいものだった。



10月頭 またしても敗北 ミミズに反応せず…


まだまだ、良型が残るため数日後、再度同じ場所に出撃した。曼珠沙華が咲き誇り、丘の上から見ると赤いじゅうたんのようだった。

見ごろの曼珠沙華とは対照的に、スモールの活性はさらに下がっていた。例の淵では見えバスがいるものの、ミミズに反応はない。前回40アップを確認した場所では、ザリガニも投入したが釣ることはできなかった。餌がなくなっていたので、しゃぶりついたのかもしれない。引っかかってとれた可能性も大だが。

清水橋上流の淵でなんとか30アップを仕留めたが、それ以上続くことはなかった。


何とか20匹以上仕留め、再度の釣行を締めくくった。



◇◇◇

7回の釣行の合計駆除数は156匹。良型はその1割いくかどうかで、多数の卵を産む個体を多く駆除することは叶わず残念だった。

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