ブラウントラウトが繁殖するという山梨・金川を釣査 そこは野生の王国だった

山梨でブラウントラウトが繁殖しているという金川。過去の報告によれば、結構な数が駆除されている。この前、初めて行ってみたが、前日の大雨による泥濁り状態で無念の撤退となった。


泥水も引いたある日、再び行ってみた。曇りで時々小雨とブラウン狙いには最高の天気だ。笛吹市役所で放置自転車を活用したというレンタサイクルを借りる。こちらは無料だが、電動アシスト自転車だと3時間千円(その後1時間ごとに500円加算)という恐ろしいレンタル料になる。


笛吹川を越え少し走るといきなり道端にショッキングなものが・・・


そんだけ野生動物が多いのだろう。とにかくクマとの遭遇だけは避けたい。


今回は一路、御坂路公園へと向かう。坂では放置自転車は機能せず、手押し車と化す。それでも荷物な重量をゼロにできるなので徒歩と変わらないというわけではない。


10時半ごろ、やっと最初のポイントのに着く。上から見ても魚影はない。橋下に降り、太めのミミズを落とし探るも反応なし。食わずともすっ飛んでくる魚影もない。


そのまま、水道管みたいな構造物がある場所まで釣り上がるも、なにもなく出渓。


カムイみさかスキー場付近まで放置自転車を押して進む。途中、道端に凄まじい悪臭を放つ毛皮があった。

よく見ると行き倒れたシカがそのまま朽ちたもの。誰も片付けないのがすごい。それほど人通りがないのか。


橋のポイントから入渓しまずは下流方向に進む。コンクリのブロックがあり、その足元を探っていくが反応はない。少し下流に堰堤がありそこまで探り、見事に何の反応もなかった。こちらの姿に小魚が反応し逃げる様子は見られた。


堰堤あたりまで探り上流方向へ引き返す。


上流には滝のような大きな堰堤がある。堰下は深みがあり水が澄んでいる。しかし驚くほど魚影がない。小魚一匹見えないのだ。


とりあえず太いミミズを投げるが反応はない。結局もと来た道を引き返す。


行きには気づかなかったカモシカか何かの死骸を発見。骨からきれいに肉が削ぎ落とさらている。近くに焚き火など人間の活動の痕跡はない。熊の仕業だろうか。


他にも熊のものに見えなくもない足跡などがあり、熊の縄張りではないかと思えてきた。背筋が寒くなり急いでポイントから離脱する。


グーグルマップではこの堰より上流は沢に毛が生えたような流れがあるだけで、変化に乏しい。とあるYouTube動画で上流域に魚影はほぼないと言っていた。野生動物は多いは、魚はいないはでここに行く意味はほぼなさそうだ。


ここからは一気に下ることにする。オンボロ自転車でも一気に楽になる。


千野建材・立沢工場につながる橋下に下りる。橋のやや上流の落ち込みや橋下の瀬で初めてバイトを得る。いずれも小さい何かがミミズにしやぶりついてきた。しかし針掛かりはせず、その後は1、2回追ってきた後反応が途絶えた。


その下流にある堰堤も見てみたが、魚の気配はない。

(グーグルマップではわからない堰の高低差…)


御坂路さくら公園付近の堰堤にも下りてみたが、堰直下は護岸され魚が居着けるとこはない。その下流のやや水深があるとこや流れ込みを撃ってみるも反応はない。小魚の魚影もない。


中流域で堰堤やボサ際などで竿を出し、最後、ここに魚影が無ければどこにも無いと言えるほどの良さげなで竿を出し納竿とした。中流域のポイントでも小魚含め魚影を確認できなかった。1週間前の大雨で流されてしまったのか?


他の釣り場と違って釣り人の痕跡はなく、足跡などは全て野生動物のもの。少しでも森に入ると熊が出そうで落ち着かない。一度も遭遇しなかったのが奇跡だと思った。釣り人が切り拓いた道なども少なく、入渓は崖のような石垣を下りる場面が多いのもキツい。


東京から近いのは最高だが、次はいいかな…という場所だった。

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